「結婚したいわ」

「結婚したいわ」という女たちは実は生活をエンジョイしている出ロなしの現代男性―革命がおきる?
「男は大土地所有者と、自作農と小作農、さらにルンペン・プロレタリアートに分かれた」と慨嘆するのは毎日新聞社の四方洋さん。
大土地所有者というのは、女にもてて、複数の女たちと性関係をもてる男、自作農はひとりの妻、小作農は時どき他人の女を借り、
そしてルンペン・プロレタリアートは女がひとりも手に入らない男――というのである。
マルクスではないが富めるものはますます富承、貧しき者はますます貧しくなる。男が女を選ぶ時代なら、小作農やルンペンはいない。
今はで女が選ぶ時代。いい男はいい、と少数の男に女が集まる。四方さんがいくら「ケシカラン」といっても仕方がない。

昔は、男が女を選んでいたが、女が選ぶ形への転換傾向が始まったのは、昭和四十年代の初頭であろうか。時代を現わす雑誌を承るとそれは歴然と分かる。
二十数年前、あの「平凡・パンチ」が出たときは、男が服や髪型を研究する雑誌が出た!と話題になったものだった。だが、今や、男のオシャレ雑誌のオンパレード。
そればかりかちょっと堅めの雑誌にも、イイ男になるための”ハウツウ”が放っているのだ。
あろうことか、「カッコいいデイトスポット」「相手別プレゼント選び・このタイプにはこのプレゼント」「花の贈り方」などなど、
男の雑誌はルンペン、小作農からの脱出をしきりに呼びかけている。

「三十代女性」たちは男の売り込承の、最初の洗礼をうけた世代といって良いだろう。彼女たちの十代の時からそれは始まった。若いころから男に不自由していない。
何といっても相手となったのは、あの「団塊の世代」の大量の男たちなのだから。
男はウジャウジャいた。彼らの二十代後半は年下の女が少なく、その狸得戦は熾烈であった。仕方なく同い年結婚、年上結婚においこまれた。
救いは同い年の女の数もまた多かったことだ。それでもなお、四十を迎える独身男はとても多い。また現在、三十代男性で独身のしめる割合は二割に急増。
この傾向はますます強くなっている。

参考:

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